テレビ・新聞・雑誌で目にする「時事用語」、観光地名・動植物・食品・人名・スポーツで使われる「日常語」、インターネットや世間で話題の「流行語」や「新語」など。時代を映す国語+専門語辞典としてあらゆるジャンルをカバー。書籍は25万語を収録、日々データを更新するデジタルデータは類書を圧倒し約30万語に到達。収録語は日々、さらに増殖を続けています。
昔ながらの言葉と新しく生まれたばかりの言葉。意味が変わらない言葉と変化しはじめた言葉。言葉は時代とともに移ろっています。昨今インターネットなどを通じ、新しい言葉が日々増えています。こうした現代語はもちろん、昔ながらの言葉や古い言い回しもくまなく収録。新旧あらゆる言葉を網羅しています。
学校で。職場で。家庭で。場所や世代を問わず、より多くの人の使用に応えるため、できるかぎり平易で簡潔な表現を採用。解説文、文字の使い方といった用字などは、常用漢字表を基準にしながら、難字・専門用語などにはふりがなを付け、だれもが使えるよう配慮されています。
言葉の「意味」を解説するだけでなく、それらが実際にどう使われているかを示すために、「用例」をふんだんに収録しました。また、生活・文化との関わりを重視して、関連する情報を多く添えるように心掛けました。例えば、季語とその俳句例を積極的に採録しています。
『大辞泉』は「国語辞典」と「類語辞典」が合体した珍しい辞典です。数万語に類語欄を設け、思いついた言葉から次々と発想が広がる表現辞典として活用できます。また、漢字項目は新常用漢字・新人名用漢字に対応。小学校で習う学習漢字には「配当学年」を表示。学校や家庭での学習にも役立ちます。
日常的に新聞・雑誌・ニュースをチェック。政治・経済・法律といった時事用語を中心に新語を収集。古くなった内容が見つかると即日加筆修正を手配。
自然科学・医学・地名・人名・IT用語・スポーツなど、ジャンル別に専門グループが項目を選定し、優先順序をつけて辞書専門ライターなどが執筆。
集まった原稿を定期的にデータベースにアップ。多数の編集者がPCを使い、『大辞泉』のルールに従った校正作業を開始。校正は必ず複数の目が通るように配慮される。
4ヶ月に一度、データベース上で校了作業を行い、新しいXMLデータを作成。そのあと新立項(新たに項目を立てること)・加筆修正した項目すべてをゲラで出力し、紙ベースでの校正を繰り返す。
収録25万語中、表記欄にアルファベットを含む項目が約4万語。解説中には数式や化学式などが多数。日本の大型・中型国語辞典としては初の「横組み」レイアウトを採用。アルファベットが出てくるたびに、いちいち本を傾けなくても、さらさらと文字を目で追いかけることができます。
年配者にも配慮、文字サイズは類書中で最大級です。中でもこだわったのが文字情報が満載でもストレスを与えないフォント(書体)選び。さらに文字間をギリギリまで詰めることで視認性を高めています。これらはすべて「読みやすさ」を追求した『大辞泉』のこだわりです。一読すれば、類書では味わえない読み心地を実感していただけるはずです。
25万語を約4,000ページに収録する『大辞泉』。極限まで薄さを追求しつつ、文字の裏抜けは許さないという相反する難題を克服するために、通常の書籍では用いない、特殊な「辞典用紙」を使っています。その用紙を使っても日本の機械製本技術では1冊3,000ページが限界のため、『大辞泉』では2分冊というスタイルが採用されています。
手ごたえのある紙の辞書とは違った「軽快さと調べやすさ」を求め、Windowsパソコンで使えるDVD-ROMが付属しています。