第2回大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。 選考結果発表第2回大辞泉が選ぶ新語大賞 あなたの新語も辞書に載せよう。 選考結果発表

大 賞

【インスタ映え】

投稿総数 2,424

最終選考まで残った今年の新語7選
【文春砲】【都民ファーストの会】【横入り】
【シンデレラフィット】【希望の党】
【ガチ勢(ぜい)】【パラダイス文書】

 

今年の最終選考会には、明治大学国際日本学部教授の田中牧郎先生にご参加いただきました。

特別選考委員

田中たなか 牧郎まきろう
明治大学国際日本学部教授

プロフィール
1962年・島根県生まれ。東北大学文学部・卒業。東北大学大学院文学研究科・修士課程修了。東京工業大学大学院社会理工学研究科・博士課程修了。明治大学国際日本学部・教授。国立国語研究所・客員教授。日本語学会・評議員。日本医学会・用語管理委員。

主な著書
『図解 日本の語彙』(三省堂/共著)。『近代書き言葉はこうしてできた』(岩波書店)。『コーパスと日本語史研究』(ひつじ書房/共著)ほか。

■選考を終えて
 『大辞泉』が選ぶ「今年の新語」に、【インスタ映え】を選定しました。写真共有アプリ、インスタグラムに投稿した際、見映えのよいことで、「インスタ映えする写真」などと使います。今やSNSは新語の普及になくてはならない媒体ですが、それが生んだ新語を自らの力で普及させた事例です。SNSの中でも、写真主体という特徴を持つインスタグラムから生まれた、ほかならぬ写真に焦点を当てた言葉が、ダントツの得票数を得ました。
 この言葉は、和語「-ばえ」を含んでいる点も注目されます。もとになった「はえ」という言葉は、はなやかに引き立つことを意味する伝統的な言葉ですが、以前からあった「見映え」「出来映え」「夕映え」などに加えて、近年「スクリーン映え」「動画映え」など、姿が映る媒体に付く用法が登場しています。従来、「写真写り」「テレビ映り」など、「-うつり」で用いられてきたものが、「-ばえ」の形に移行する動きがあり、そこによくうつるだけではなく、そこで引き立つことでコミュニケーションを活性化させることが期待されているのでしょう。

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大賞の【インスタ映え】をご投稿いただきました方の中から
抽選で1名様にAmazonギフト券10,000円分をプレゼントいたします。

※当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。
※Twitterからの応募の方が当選した場合は別途ダイレクトメッセージにてお知らせし、お名前とメールアドレスなどをお伺いいたします。

「大辞泉が選ぶ新語大賞 ~あなたの新語も辞書に載せよう。~」とは「大辞泉が選ぶ新語大賞 ~あなたの新語も辞書に載せよう。~」とは

 2013年の初開催以来、各メディアで話題となっている『大辞泉』の「あなたの言葉を辞書に載せよう。」キャンペーン。そのスピンオフ企画として開催されたプロジェクトが「大辞泉が選ぶ新語大賞 ~あなたの新語も辞書に載せよう。~」です。
 毎年たくさんの新しい言葉が生まれては消えていきますが、その年の世相を象徴する“言葉”は、年末の恒例行事として大きな話題となっています。しかしその中で、後世まで残り定着する“新しい言葉”は一体いくつあるのでしょうか?
 そこで、『大辞泉』編集部は、現在辞書に載っていない、しかし後世に残すべく辞書に載せたい“新しい言葉”を公募し、『大辞泉』デジタル版に掲載するという、画期的なプロジェクトを実施いたしました。本プロジェクトは、「変わり続ける言葉を捉え続ける」という編集方針を実証する試みであり、国語辞典の未来の在り方を問うプロジェクトでもあったのです。
 投稿された新語の中から、実際に『大辞泉』に採用する可能性のある新語を編集部が毎月発表。その中から最も影響力のある新語を「大辞泉が選ぶ新語大賞」として選定・発表いたしました。そして、これらの新語の中から実際に辞書に載せる言葉を決定。編集部が各分野の専門家に執筆を依頼し、『大辞泉』各種アプリなどに収録。goo辞書、コトバンク、ジャパンナレッジにも順次掲載いたします。
【募集期間】 2017年5月18日(木)~11月19日(日)

『大辞泉』に採用が決定した新語をご紹介します。キャンペーン期間中に投稿された2,424語の新語の中から、実際に『大辞泉』に採用する新語を編集部が毎月選定しました。合計50本の新語が選ばれました。『大辞泉』に採用が決定した新語をご紹介します。キャンペーン期間中に投稿された2,424語の新語の中から、実際に『大辞泉』に採用する新語を編集部が毎月選定しました。合計50本の新語が選ばれました。

【アクブレ事故】
自動車のアクセルとブレーキを踏み間違えて起こる事故。
【文春砲】
週刊誌「週刊文春」に頻繁に掲載されたスクープを、連射する大砲にたとえた語。2016年ごろ、同誌のスクープが社会に大きな影響を与えたことから生まれた言葉。
【じわる】
じわじわ面白くなる。
【自国第一主義】
他国との協調をかえりみず、自国の利益を最優先とする政策。
【パワーワード】
相手に強く伝わる印象的な言葉。文中で特に重要な言葉。
【一本お化け】
禁煙中に、1本だけなら大丈夫と吸いたくなる誘惑や油断を化け物にたとえた言葉。
【ラブドール】
ダッチワイフのうち、容姿を精巧に人に似せてあるもの。
【印象操作】
第三者に特定の事柄や人物について、自己に都合のよいイメージ・心象を植え付けようとする悪意ある行動。
【裸芸】
裸でするお笑い芸。
【びびり】
怖がりな人。
【都民ファーストの会】
小池百合子東京都知事を支持する議員が結集した政党。
【一択】
それしか選択肢がないこと。
【転妻】
転勤が多い仕事に就いている夫を持つ女性のこと。
【ミリオタ】
軍事関係が好きな人のこと。軍事マニア。ミリタリーマニアの略。軍隊そのものが好きな人や、兵器が好きな人などに分かれる。
【ゆう活】
夕方、早めに仕事を終え、私的な活動を充実させること。
【前泊】
目的があって遠出する際に、目的の時刻に遅れないよう、予め前の日の夜に目的地の近くに宿泊すること。
【ヒングリッシュ】
ヒンディー語なまりの強い英語。
【地元民】
その土地に住む人。
【寄せ胸】
胸を大きく見せるため、左右の胸を中央に寄せること。
【ため語】
対等な関係の親しい者どうしが使う言葉づかい。ため口。
【横入り】
割り込みのこと。
【検索窓】
インターネットブラウザなどで検索したい言葉を入力する所。
【ストレートニュース】
報道するメディア・団体・個人の立場や主張に沿った内容、またコメンテーターの論評などは極力排除し、実際にあった事象や裏取りの取れたもののみを客観的に伝えるニュース。
【負動産】
極端に値下がりし、しかも売れる見込みのない、負担にしかならない不動産。
【ポリコレ棒】
ポリティカルコレクトネスの視点で人の行動を抑制・批判する過剰なルール。
【シンデレラフィット】
衣類や靴などのサイズがちょうどいいこと。収納器具に中身がぴったり収まること。
【現役出向】
政府系法人に、現役の官僚が出向すること。
【長傘】
折り畳み傘に対し、折り畳み式ではない従来の傘のことをいう。
【希望の党】
小池百合子東京都知事が設立した国政政党。
【加熱式タバコ】
燃焼させず、加熱してニコチンなどの成分を抽出するタバコ。
【ダブル不倫】
配偶者がいる者どうしが浮気すること。
【スターマイン】
短時間に様々な種類の花火を連続して打ち上げる演目のこと。
【変声機】
声色を変えられる機能のある機器のこと。ボイスチェンジャー。
【ひっつき虫】
服によくつく植物。オナモミの実やセンダングサの種子など。
【ぱっつん】
まゆ上の短い長さでそろえた前髪のこと。
【バック絵】
主に体育の行事で、そのチームを象徴して描かれた大型の絵画。チームの背後に置かれることからこの名前が付いた。
【ひやおろし】
冬に絞られたあと、加熱処理を1度しか行わない日本酒。
【生活残業】
残業代を稼ぐためにする、不必要な残業。
【進路多様校】
生徒の進路先が四年制大学進学・専門学校進学・就職など多岐にわたる学校(特に高校)。進学校や実業校に対して使われる。
【ガチ勢】
娯楽や趣味に取り組む際に生半可な気持ちではなく、極めて真剣に取り組む人々のこと。
【洗い替え】
貸倒引当金などの経理処理で、当期の金額を計上するにあたり、前期との差額を計上するのではなく、前期の計上を全額戻し入れて、当期の金額を改めて計上すること。
【雰囲気イケメン】
よく見ると格好良くはないが髪型や服装で補正されている男性。
【エモい】
感動・心が揺れ動かされるようす。
【スタンプトーク】
LINEのスタンプだけで会話が成立すること。
【誤爆】
誤ってLINEの送信をしてしまうこと。
【オン眉】
眉毛の上に前髪の先があること。眉毛がちょうど見えないくらいの前髪の長さ。
【インスタ映え】
写真投稿サイト「インスタグラム」に投稿したときに、多くの読者から共感を得られる写真の出来映えの良さ。
【空母打撃群】
アメリカ海軍の艦隊の一種。航空母艦を中心に護衛艦や潜水艦などからなる。
【アムロス】
安室奈美恵の引退宣言にショックを受け何も手につかない状態。
【パラダイス文書】
2017年にバミューダ諸島の法律事務所などから流出した文書。前年のパナマ文書と同様に、世界中の富裕層の金融取引が明らかになった。

※投稿された語釈がそのまま収録されるのではなく、編集部が新たに執筆陣に依頼し『大辞泉』各種アプリなどに収録する予定です(一部の新語は、今年8月改訂時に既に収録しています)。

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